平成21年度 寄附講座報告

平成21年度 第12回大阪商業大学公開講座「地域社会と中小企業」という正規科目授業の中で、大阪商業大学校友会寄附講座が実施されました。

校友会寄附講座は、講座のテーマを実施あるいは経験された卒業生の方に、学生や一般聴講者の皆さんへ講義をしていただき、培われた知識や経験などを直接後輩達に伝えていただくものです。これは単位が取得できる正規授業であり、校友会から大学に「寄附講座」として贈られます。母校への貢献と卒業生と学生達の交流を深めるために、今後も継続していきます。
 
 
平成21年度 大阪商業大学校友会寄附講座
 
~ 平成21年度 第12回大阪商業大学公開講座「地域社会と中小企業」 ~
 
 
第3回 5月7日(木)
 
講義タイトル「中小企業から上場会社へ」

山下雄輔様 150px

講師:山下 雄輔様(昭和42年卒業)
 
ダイキ株式会社(東証1部)前代表取締役社長、現相談役。DCM Japanホールディングス株式会社(東証1部)[ダイキ株式会社・ホーマック株式会社・株式会社カーマの共同持株会社]前代表取締役副社長。ダイキ株式会社は全国463店舗、年商4,266億円、連結社員4,673名、資本金100億円の日本最大のホームセンターです。
山下様には、愛媛県の企業を日本最大級の優良ホームセンターへ発展させた、幾つかのキーワードを解りやすくお話いただきました。
 
 
 
 
 
 
 
第4回 5月14日(木)
 
講義タイトル「まちの活性化と中小企業の役割」

大塩民生様

講師:大塩 民生様(昭和44年卒業)
 
商大卓球部OB。兵庫県川西市長(平成18年就任)。会社経営実業家、(社)川西青年会議所理事長、川西市商工会副会長やNPO活動などを経験。
情熱があふれ出るアイデアマンで、経営者の感覚による市役所改革を推進し、「元気いっぱいキャラクターきんたくん」をデビューさせ、川西市の個性や魅力の発見とブランドの確立に向け、全国から注目される有数の市長として活躍中。清廉潔白な態度と自らを厳しく律する姿勢には、校友として敬意と誇りを感じさせてくれます。
大塩様には、「まちづくり」の観点から地元産業や地域の活性化について講義していただきました。
 
 
 
 
 
 
 
第5回 6月11日(木)
 
講義タイトル「伝統産業の近代化とまちづくり」

池田典明様

講師:池田 典明様(昭和48年卒業)
 
商大山岳部OB。株式会社池田大佛堂代表取締役社長(6代目)。1850年に創業し、石川県金沢市の伝統産業、金沢仏壇の店を160年間営み中。現在は仏壇店2店、お香の店1店を経営。
家訓である「作り手よし、売り手よし、買い手よし」の三手よしを理念として経営にあたっておられます。北海道や大阪の阪急百貨店で30業種以上の経営者とともに石川県物産展を責任者として展開したり、金沢で一番古い横安江町商店街のアーケードを撤去し、町の名前を「金沢表参道」と変更して仲間達と活性化を図るなど、地域へ大きく貢献されています。まさに「地域社会と中小企業」の模範的事例です。
池田様には、伝統産業の現状と新たな試みについてご講義いただきました。